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筋膜ってどんなもの?

筋肉や関節は知っていても「筋膜って何?」と思う方も多いと思うので、今回はそれについてご説明します。

筋膜とは筋肉を覆う膜のことで、内臓とも繋がっています。私たちの身体が頭から、顔・胴体・足の裏まで一枚の表皮で覆われているように、筋膜も身体中をぐるりと覆っているんです。筋膜は筋肉がスムーズに伸縮できるように滑りを良くする役割が。これによって筋肉同士の摩擦を防ぎ、身体の滑らかな動きを助けるのです。

筋膜は運動不足や長時間同じ姿勢を続けるなど何らかの理由で伸縮性が失われ、筋肉や骨・内臓に癒着します。癒着した部分は伸縮性が失われることによって、コリや痛み・身体を動かしにくくなるなどの症状があらわれやすくなります。

表皮は、例えば手の甲を引っ張っても首まで引っ張られることはほぼありませんが、筋膜は手の甲と関係する膜全体が引っ張られることになります。わかりやすい筋肉で例えるために別の箇所で説明しますと、大腿二頭筋(太もも)が引っ張られると背中や僧帽筋(肩)に影響が出るという具合です。ということは、一部に癒着が起こることで、身体のほかの箇所にも影響が出るのです。

目次

「筋膜リリース?」いえ、違います。

十十重~ととのえ~でアプローチする筋膜は、筋膜リリースや筋膜ローラーとは違います。
筋膜リリースや筋膜ローラーは、筋外膜(外側・浅い部分にある筋膜)へとアプローチします。対して当院での施術は、筋内膜(深部の筋膜)へのアプローチになります。筋外膜へのアプローチは即効性が期待される一方で持続性に欠けるという欠点がありますので、筋内膜へアプローチすることで持続性を保ちやすくなります。

筋膜は大きく4つのラインにわけられます。
筋膜の一部が収縮している・ねじれている・癒着している場合、そのラインのどこかに違和感や痛みがあらわれます。原因となる部分の癒着やねじれを取り除く(実際には「はがす」施術になります)ことで違和感や痛みを取り除き、身体の働きをスムーズな状態に戻していくのです。このことからも、腰が痛いから腰を、肩が痛いから肩にアプローチすれば良い、というわけではないことがわかっていただけるのではないでしょうか?

筋膜へのアプローチは痛い?

さきほど当院の筋膜へのアプローチは深部の筋膜だとお話ししましたが、癒着やねじれが大きい方は、施術の際に強い痛みを感じる方がいらっしゃいます。ですが、2回3回と続けていただくことで不思議なくらい痛みを感じなくなるように。痛みが強い箇所は、状態が悪いとお考えください。

多くの方が同じ姿勢ですごすことが多く、運動不足にもなりやすいようです。そうすると筋肉は硬くなりますが、筋膜の伸縮性も失われます。例えばずっと座りっぱなしの状態だと、じわじわと時間をかけておしりの筋膜に癒着が起こり、筋肉が硬くなり、腰に痛みが出ることに繋がっていくのです(ここではお話ししませんが、ハードに運動をしている方も癒着は起こります)。筋膜は内臓とも繋がっているとはじめに申し上げましたが、筋膜へアプローチすることで内臓の働きが良くなることもあります。

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